プラハの公共交通機関は、小さな子どもには負担になる坂道や長い距離の移動をカバーしてくれますが、すべての障壁を取り除いてくれるベビーカーというものはありません。低床トラムは旧型車両と同じ路線を走りますし、エレベーターの入口が交差点の反対側にあることもあり、ダイヤの変更によってアクセシブルな移動計画が変わってしまう場合もあります。理想の乗り継ぎが利用できない状況でも、大人1人または2人で安全に扱えるベビーカーを選びましょう。

石垣の横でベビーカーを押す大人
石垣の横でベビーカーを押す大人。アクセス状況が変わってしまったときにも、同行する大人が安全に扱える重さのベビーカーを選びましょう。

扱いやすい重さを優先する

空荷の仕様だけでなく、いつもの荷物をバスケットに載せた状態の重さも把握しておきましょう。持ち上げるのは安全な場合に限り、同行する大人が無理なく持ち上げられる程度の軽さが必要ですが、その一方で、舗装路の上でも止めている間でも安定していなければなりません。運送事業者と製品の取扱説明書の両方が明示的に認めている場合を除き、子どもを乗せたまま持ち上げてはいけません。安全でない無理な操作をするより、アクセシブルな車両を待つほうがよいでしょう。

コンパクトで安全な折りたたみ方を確認する

プラハの交通機関では一般に、条件のそろった車両にベビーカー用のスペースが設けられていますが、素早く折りたためるとタクシーで役立ち、混雑した便でも助けになることがあります。折りたたみの手順を実際に練習して、シート、バンパーバー、車輪のうちどれを取り外す必要があるかを確認しておきましょう。指やお子さまをヒンジに近づけないでください。折りたたみロックをかければ、持ち運んでいる間にフレームが開いてしまうのを防げます。

公共スペースにある近代的な屋内エスカレーターとエレベーター
近代的なデザインの屋内エスカレーターとエレベーターが備わる公共スペース。エスカレーターや駅のゲートが設置されている以上、危険な手作業での持ち上げではなく、エレベーター(リフト)を使う計画を立てましょう。

路上での走行性能も妥協しない

たいていの移動は、乗車よりも歩く時間のほうが長くなります。車輪には、石畳や縁石の段差、路面電車のレールに対応できるだけの直径と安定性が必要です。レールを横切るときは、小さな車輪が溝にはまらないよう、意図的に広い角度で渡りましょう。ホームや車内では、確実に効くパーキングブレーキが欠かせません。荷物はハンドルに掛けず、バスケットの低い位置に入れて固定してください。

最新のバリアフリー情報を活用する

プラハ統合交通と運行会社のDPPは、ダイヤ、低床車両の表示、エレベーター情報、運休や乱れの通知を公開しています。工事や運休の状況は変わるため、出発の直前にご利用区間の最新情報を確認してください。乗り場では指定されたドアとベビーカーエリアを使い、運転手の指示に従い、ブレーキをかけ、出口の近くをふさがないようにしましょう。複数の見知らぬ人に不安定なまま持ち上げてもらうよりも、別の大人に手伝ってもらいましょう。