プラハの公共の水道水は、一般的に飲料水として扱われています。ただし、乳児のミルクを作るうえで注意すべきことは、大人が水道水をそのまま飲めるかどうかだけではありません。建物内の配管の状態、配管内にたまった水、子どもの年齢や体調、粉ミルクメーカーの指示が、すべて関わってきます。乳児用粉ミルクは無菌ではないため、お子さまへの授乳にあたっては、公衆衛生・医療の分野で認められた指針に従ってください。

アットホームなキッチンの木製テーブルで、粉ミルクを哺乳瓶に用意する保護者の様子
アットホームなキッチンの木製テーブルで、粉ミルクを哺乳瓶に用意する保護者の様子。飲料水用の蛇口から出る冷水を使い、最新の授乳・調乳の指針に従ってください。

使う蛇口を確認する

蛇口からの温水ではなく、飲料水用の蛇口から出る新しい冷水を使ってください。宿泊施設がしばらく使われていなかった場合、水の見た目や臭いに違和感がある場合、またはホストから建物内の配管が古い、飲用に適さない水源だと教えられた場合は、使用する前に現地の最新の助言を求めてください。施設側の案内に従って水を流せば、配管内に滞った水を排出できることがありますが、判明している汚染の問題を解決できるわけではありません。

粉ミルクの説明書に正確に従う

手を洗い、清潔な調乳器具を使い、水と粉ミルクを定められた順序と比率で計量し、製品の温度・保存方法の指示に、保健当局の指針をあわせて従ってください。推奨内容は、生後間もない乳児、早産児、または健康面で配慮が必要な乳児では異なる場合があります。粉ミルクを薄めるために余分な水を加えたり、指針に反して飲み残しを後で使ったり、清潔さや扱い方を確かめずにホテルのやかんを使ったりすることは、決してしないでください。

自然光で撮影された、ハイチェアに置かれた哺乳瓶。愛情に満ちた育児の環境を感じさせます。
自然光で撮影した、ハイチェアに置かれた哺乳瓶。愛情あふれる育児の環境を感じさせます。水の質と同様に、清潔な哺乳瓶と安全な調乳方法も大切です。

ボトル水が必ずしも安全とは限らない

ミネラルウォーターには、日常的な乳児用ミルクの調製には望ましくない量のナトリウムやその他のミネラルが含まれていることがあり、ボトルに入った水も必ずしも無菌とは限りません。ボトル水を選ぶ場合は、現地の最新の保健指針で適切とされる製品を使い、それでもなお調乳の手順に従ってください。ラベルの山の写真や「natural(天然)」「spring(湧き水)」といった言葉だけで判断しないでください。

相談すべきときを知る

お子さまに特別な医療上の配慮が必要な場合は、旅行前に、お子さまのかかりつけ医に相談してください。当局が地域の水道水に関するお知らせを出した場合は、それに従ってください。薬剤師や小児医療の窓口は、チェコの製品や最新の助言を確認するのに役立ちます。重い病気や脱水の兆候が見られたら、粉ミルクの濃さを変えたり、勧められていない方法を試したりせず、医療機関を受診してください。